あなたは、
・目標を設定したけど達成できなかった。
・目標を設定したけど忘れてしまっていた。
・次は間違えないようにしようと思ったがまた同じ失敗をしてしまった。
などの経験をしたことはありますか?
私は何度もあります。
なぜこのような結果になっていたかと言うと目標設定の適切なやり方を知らなかったからだと思います。
前回は目的と目標の違いについての記事を書きました。
そこで今回はさらにフォーカスして、目標達成の確率をあげる適切な目標の立て方について紹介していきたいと思います!
1、SMARTの法則とは?
SMARTの法則とは、G.T.ドランという学者が提唱した目標設定・達成のためのフレームワークです。
上の図のように5つの英単語の頭文字をとってSMARTとなり、英単語は人によって微妙な違いがあることがあります。
では、それぞれ順番に詳しく説明していきたいと思います!
Specific ( 具体的である )
目標は明確であるほど達成に向けて行動がしやすくなるものです。
上の図に表したように「ペン貸して」と頼まれたとしても頼まれた側はシャーペンなのか、ボールペンなのか、はたまた蛍光ペンやサインペンなのか分かりません。
これは目標にも同じことが言えます。
あなたは営業担当だとします。
そこで次は「お客様の満足度を上げる」と言う目標を立てたとしても自分でも具体的にどうすればいいのか理解していないために目標を達成することができません。
お客様の目を見て話す、セールス以外の話も4割ほど取り入れる、などの明確な目標を立てないと自分の目標を達成することは難しいのです。
最初は抽象的な目標を出してみて、ではそれを達成するためにはいつ何をどれだけすればいいのか考えてみましょう!
Measurable(測定可能な数値目標である)
目標は測定可能な数値で決めてください。
これは目標が客観的に達成できているのかできていないのかの判断材料になります。
これを決めないでなんとなくで目標が達成できた、できなかったと判断していると効率的に目的を達成することができなくなってしまいます。
ここでのポイントはとにかく全ての目標を数値で考えることです。
今日は5個報告書を完成させる、今日は10軒お得意様訪問をしよう、今日はブログを2個更新するぞ、などです。
脳は達成感からドーパミンを放出します。
数値化すると達成点が明確になるため達成した!と言う達成感を脳がより強く感じることができます。
Agreed upon(同意できている)
立てた目標に対して自分、またはチームメンバーは本当に達成したいか、その目標に納得できているか確かめてください。
上司から勝手に与えられた理解できない目標では意味がありません。
本当にその目標は適切なのか考えて自分またはチームメンバー全員が納得のいく目標を立ててください。
つまり自分、チームメンバー全員の「腹落ち」を考えて決定してください。
Relevant(目的の方向性と一致している)
前回の記事でも解説したように目的を決め、その通過点として目標を決めます。
あなたが立てた目標は目的達成のための道筋にありますか?
目の前のタスクに追われてばかりではなく俯瞰的に目標の妥当性を考えてみてください。
Time Bound(期限が設定されている)
立てた目標に期限は設定されていますか?
「なる早で」は目標達成のためには全く意味をなしません。
いつまでに具体的に終わらせなければいけないのかを決めてください。
注意して欲しいのは日にちだけではなく時間まで決めることです。
「○月○日の×時までに終わらせて」と伝えた方が達成確率は上がります。
なぜなら期限を設けることでタスクのプライオリティを簡単に立てることができ、期限が近くなることへの焦りから気持ちを引き締めることができるからです。
SMARTの法則のポイント
SMARTの法則を使う上で意識して欲しいのは、全て定量的な数値で示すことです。
人間と言うものは自分に甘い生き物です。
期限や数値目標を立てるのはストレスになってしまうので極力避けてしまいがちなのです。
しかしこの適度はストレスがないといつまでも自分に甘えて目標達成は遠ざかって行きます。
大切なことなのでもう一度言います。
目標は全て定量的な数値で示してください。
まとめ
目標達成のためのSMARTの法則を解説しました。
個人目標やチーム目標を立てる機会がありましたらこの図を意識して決めてみてください。
きっと目標達成が少しでもやりやすくなることでしょう。
「目標達成はSMARTに!」と覚えておくと便利です!
以上!
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